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【防衛最前線(90)】あの国の特殊部隊を迎え撃つ、世界一の陸自スナイパーが手に握る「対人狙撃銃」

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【防衛最前線(90)】
あの国の特殊部隊を迎え撃つ、世界一の陸自スナイパーが手に握る「対人狙撃銃」

対人狙撃銃を構える陸上自衛隊員(陸自提供) 対人狙撃銃を構える陸上自衛隊員(陸自提供)

 「ゴルゴ13」の主人公、デューク東郷は原則、単独で任務をこなす孤高のスナイパーだが、陸自の狙撃手は常に観測手(スポッター)とともに2人1組で行動する。観測手が目標を監視するとともに射距離、風向きや風速を測定し、狙撃手に指示を出す。2人の連携が任務の成否を左右する“ダブルス戦”だ。

 わずかな誤差をも許さぬ遠方への射撃は、繊細な動作にたけた日本人のお家芸ともいえる-。そう言いたいところだが、決してそうとは言えなかったのが実情だ。

 オーストラリア陸軍が主催し、米国やアジア太平洋諸国、欧州諸国が参加する射撃競技会(AASAM)の狙撃銃競技では、陸自は平成25年に18チーム中11位と、ふがいない結果に終わった。しかしその後、出場自衛官の強化に取り組み、今年のAASAMでは2位の中国軍チームを押さえ、八木亜生都2等陸曹と小城健一1等陸曹のチームが初の総合1位を獲得した。

 AASAMは単なる競技会ではなく、参加各国が他国のスナイパーの技量を見極める場ともなっている。防衛省内では「自衛隊のスナイパーの能力を示すことによって、日本国内でのゲリラ戦を行うことが難しいと思わせる抑止効果が働く」と期待する声もある。(杉本康士)

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