産経ニュース

【女性の活躍推進】変革迫られる自衛隊 女性自衛官9%というが、宿舎は?トイレは? 特殊部隊「吉田沙保里レベルでなければムリ…」

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【女性の活躍推進】
変革迫られる自衛隊 女性自衛官9%というが、宿舎は?トイレは? 特殊部隊「吉田沙保里レベルでなければムリ…」

× × ×

 26年度の女性自衛官の離職率は1・8%。平成初期の約9%と比べれば大幅に減少したが、男性の0・8%と比べれば格差がある。武居智久海上幕僚長は「出航すると数週間、数カ月は帰ってこないという生活をするのが船だ。海上自衛隊は任務の特性上、女性自衛官の活躍が一番難しい職域だ」と述べる。

 女性自衛官が増えれば、それだけ女性用の宿舎やトイレなどの施設整備も急がれるが、逼迫した防衛予算では十分に手当てできない事情もある。海空自衛隊よりも女性比率が低い陸上自衛隊の岡部俊哉幕僚長は「隊舎がほとんど古いままで、女性用隊舎が整備できていない」と話す。

 相手に見つからないために小型化が求められる潜水艦に関しては、プライバシー確保が難しいなどとして女性の乗艦が認められていない。放射能や化学兵器に対処する特殊武器防護隊は、母性保護を理由として女性を前線部隊配置の対象外としている。

 作戦効率を落とすことなく女性を受け入れることも課題だ。陸上自衛隊は近接戦闘が不可避の歩兵(普通科)中隊や戦車中隊などに関し、作戦効率の低下が懸念されるなどとして、女性の配置を認めていない。同じ特殊部隊でも、海自の特別警備隊は昨年3月に女性に門戸を開放したのに対し、陸自の特殊作戦群は認めていない。特殊部隊は激しい訓練が課されるだけに、関係者は「(女子レスリングの)吉田沙保里選手レベルでなければ難しい」と指摘する。

続きを読む

「ニュース」のランキング