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【ビジネス解読】韓国の海運業界が崩壊の危機に瀕している! 最大手の破綻で国際物流はマヒ なぜこんな事態に陥ったのか?

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【ビジネス解読】
韓国の海運業界が崩壊の危機に瀕している! 最大手の破綻で国際物流はマヒ なぜこんな事態に陥ったのか?

米カリフォルニア州の港で荷下ろしを待つ韓進海運の船(聯合=共同) 米カリフォルニア州の港で荷下ろしを待つ韓進海運の船(聯合=共同)

 韓進海運は78年に中東航路、79年に北米西岸航路を開設し、世界的な海運会社に成長。92年に売上高が1兆ウォンを超え、欧州、中国などにも航路を広げた。

 だが、世界的な海運不況が直撃し、2011年12月期に最終赤字に転落。その後、保有資産の売却などで業績は一時的に持ち直したものの、新興国経済の減速で荷動きが鈍って運賃が低迷し、再び経営危機に陥った。

 「オーナー家の経営判断のミス」。同社の破綻については、こんな見方も多い。

 財務改善のため保有船舶を売却して用船会社からのチャーターに切り替えたが、最終的に高すぎる用船料が経営の大きな重荷となったからだ。

釜山港の地位低下も

 韓進海運の破綻で生じた海運市場の空白を突く動きが出てきている。

 朝鮮日報によると、海運世界最大手のデンマーク企業、マースクは8日、中国・上海、韓国・釜山、米国・ロサンゼルスを結ぶ新路線を15日から運航すると発表。同社関係者は「(韓進海運の法定管理で)船舶確保に問題が生じ、解決を求める荷主の問い合わせが増えた」と説明した。

 同2位のスイスMSCも15日、中国~釜山~カナダ路線の運航を始めた。価格競争力を備えた海外の巨大海運会社が相次いで釜山港に進出し、韓進海運の取り扱い貨物を根こそぎ持っていこうとしている形だ。

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