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【リーダーの素顔】住友銀行→大和証券関連会社→ソニー→富士火災→米保険大手AIG 多様な経歴と「目利き力」で荒波何のその 国際協力銀行総裁の近藤章さん

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【リーダーの素顔】
住友銀行→大和証券関連会社→ソニー→富士火災→米保険大手AIG 多様な経歴と「目利き力」で荒波何のその 国際協力銀行総裁の近藤章さん

国際協力銀行(JBIC)の近藤章総裁=東京都千代田区(撮影・春名中) 国際協力銀行(JBIC)の近藤章総裁=東京都千代田区(撮影・春名中)

 住友銀行(現三井住友銀行)やソニー、富士火災海上保険など民間での多彩な経歴をひっさげ、6月に国際協力銀行(JBIC)の新総裁に就いた。JBICは途上国向けにインフラ輸出を拡大するため、リスクの高い案件への投資を増やす方針を掲げる。実務家としての豊富な知識と経験に裏打ちされた「目利き力」を生かして、中国も交えた国際金融の荒波に挑み、JBICを新たなステージに導く構えだ。(中村智隆)

                 ◇

  --住友銀行に入行し、キャリアをスタートさせました

 「東京で3年ほど支店に勤務した後、まもなく外国為替を始め、それから国際部門に入っていきます。中でも印象深いのは1980年代半ばの米ゴールドマン・サックス(GS)への出資です。当時話題になった案件でしたが、結果的にものすごくいい投資で、十数年後にGS株を売ったとき、投資利回りは円ベースで年率24%にもなりました。これは住友銀行に対する最大の貢献だったと思います」

 --その後、異業種のソニーに転身されます

 「55歳を一つの区切りだと考えていたのですが、そのときソニーのトップだった出井伸之さんに誘われていくことにしました。経理などを担当しましたが、現場はとても勉強になって、国内の工場にはほとんど全部行きました。ものづくりの現場があって、ものを売る現場がある。銀行とは違う世界で新鮮でした」

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