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【防衛最前線(86)】有事を想定し“お色直し”をしたUH60J救難ヘリ 「白と黄色の塗装では目立ちすぎる」

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【防衛最前線(86)】
有事を想定し“お色直し”をしたUH60J救難ヘリ 「白と黄色の塗装では目立ちすぎる」

パイロット救助、災害救難に活躍する航空自衛隊のUH60J救難ヘリコプター(空自提供) パイロット救助、災害救難に活躍する航空自衛隊のUH60J救難ヘリコプター(空自提供)

 陸海空自衛隊すべてが保有する唯一の航空機がある。米シコルスキー・エアクラフト社が開発したUH60Aブラックホークをもとに改良したUH60Jヘリコプターだ。航空自衛隊が昭和63年度予算からV107救難ヘリの後継機として調達を開始したのを皮切りに、海上自衛隊、陸上自衛隊が続いた。

 空自が保有するUH60の役割は救難活動だ。墜落したり不時着したりした空自戦闘機のパイロットらが海や山奥に取り残された際、生存可能時間内に駆け付ける。

 捜索レーダーや赤外線暗視装置などを装備したU125A救難捜索機が遭難場所を探し出し、UH60に連絡して救助につなげる。U125経由で現場の状況を指揮所に報告し、新たな指示を受ける。自衛官だけでなく、転覆した漁船や遭難した登山客などを救い出すのもUH60の使命となっている。

 V107と比べてUH60の大きな利点はオートパイロット機能だ。空中で静止するホバリングを自動で行うほか、搭乗員が静止位置を微調整することもできる。暗い中で遭難者を捜索するナイト・ビジョン・ゴーグルにも対応している。

 空自への導入当初は白と黄色を基調とした塗装だった。目立つ色にすることで遭難者がヘリコプターを発見しやすくし、パイロットに自分の位置を知らせることを可能性にするためだ。ところが、平成17年以降、UH60は海の上で目立ちにくい濃紺の洋上迷彩に塗り替えられた。

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