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【経済インサイド】上場企業の平均年収は6年連続増の622万円 それでも給与上がったと実感できない3つの理由とは…

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【経済インサイド】
上場企業の平均年収は6年連続増の622万円 それでも給与上がったと実感できない3つの理由とは…

 2つめは、現在の為替水準は1ドル=100円前後と円高進行が続くが、これまでアベノミクスによって円安に推移したことで、輸入品を中心に値上げの動きが相次ぎ、物価上昇につながったこともありそうだ。

 3つめは、4月から社会保障の負担が見直されたことだ。紹介状なしで大病院を受診する場合、診察料などとは別に初診で5000円以上が請求されるようになったうえ、再診でも2500円以上が必要となった。このほか、入院時の食事負担も260円から360円に。国民年金の保険料は670円上がり、月1万6260円となった。

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 こうした積み重ねが家計にとっては重荷となっているのは疑う余地はない。実際に物価の伸びが賃金の伸びを上回ったことにより実質賃金は減少している。厚生労働省の調査では実質賃金は14年度が前年度比3.0%減、27年度も0.1%減だった。結局、給料は額面では増えたとしても、名目に過ぎなかったということだ。財布のひもを締めるのは当然のことか…。(飯田耕司)

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