産経ニュース

【映画ウオッチ】人気児童文学「ルドルフとイッパイアッテナ」が3Dアニメに…「野良ってなぁ、じっとしてちゃ生きていけねえんだよ」

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【映画ウオッチ】
人気児童文学「ルドルフとイッパイアッテナ」が3Dアニメに…「野良ってなぁ、じっとしてちゃ生きていけねえんだよ」

「ルドルフとイッパイアッテナ」のワンシーン 「ルドルフとイッパイアッテナ」のワンシーン

 「最初はリアルな絵柄にしたが、しゃべらせると違和感が出る。かわいさのバランスが難しい」と湯山監督。榊原監督は「イッパイアッテナの“ほど良い不良度”に悩んだ。『男はつらいよ』の寅さんのような愛嬌を狙いました」と話す。

 イッパイアッテナの案内でルドルフが東京の下町を歩く。トタン張りの家、神社、軒先のビールケース。猫視点で描く路地裏が新鮮だ。また、トラックの荷台に隠れて岐阜へと戻るルドルフが仰ぎ見る富士山や岐阜の金華山など、日本の風景が3DCGで魅力いっぱいに描かれる。

 「日本の風景を描いた3DCG作品は少なく、チャレンジだった。ルドルフが橋から金華山を見る場面は、映画的な良い風景に仕上がった」と榊原監督。

 一方、湯山監督のお気に入りは最初のカットだ。リエちゃんの家で目覚めたルドルフが彼女を追いかけ、家を飛び出す。

 「約2分間ワンカットで、カメラが回り込んでルドルフだけを追う。2Dでは不可能な表現なので気持ち良かった」と笑う。

 2Dと3DCGの監督が協力し、何を得たか。

 湯山監督は「2Dは映像に合わせて声を吹き込むが、3DCGは声に合わせて映像を作る。声という“肉体”に絵を乗せていく作業が新鮮だった。2Dアニメにも生かしたい」。榊原監督は「湯山監督の2D的な演出と3DCGのダイナミックな表現が融合し、非常に日本的な3DCG作品ができた」と振り返った。

このニュースの写真

  • 人気児童文学「ルドルフとイッパイアッテナ」が3Dアニメに…「野良ってなぁ、じっとしてちゃ生きていけねえんだよ」
  • 人気児童文学「ルドルフとイッパイアッテナ」が3Dアニメに…「野良ってなぁ、じっとしてちゃ生きていけねえんだよ」
  • 人気児童文学「ルドルフとイッパイアッテナ」が3Dアニメに…「野良ってなぁ、じっとしてちゃ生きていけねえんだよ」
  • 人気児童文学「ルドルフとイッパイアッテナ」が3Dアニメに…「野良ってなぁ、じっとしてちゃ生きていけねえんだよ」

「ニュース」のランキング