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【阿比留瑠比の極言御免】映画「シン・ゴジラ」に平和ボケ・日本の縮図を見た!

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【阿比留瑠比の極言御免】
映画「シン・ゴジラ」に平和ボケ・日本の縮図を見た!

自衛隊が総力を挙げてゴジラに向かう映画「シン・ゴジラ」(C)2016 TOHO CO.,LTD. 自衛隊が総力を挙げてゴジラに向かう映画「シン・ゴジラ」(C)2016 TOHO CO.,LTD.

 上映中の映画なので、あまり細かい筋書きや結末は触れない方がよいだろうが、登場人物のセリフもまた現実的だと感じた。

 「避難とは、住民から生活を根こそぎ奪うことだ」

 作品中、臨時首相代理がつぶやくこの言葉は、東日本大震災発生後、避難を強いられた福島県のある自治体首長から聞いた言葉とほとんど一緒だった。

 「夢ではなく現実を見て考えろ」

 官房長官代理がこう周囲に諭すシーンでは、今そこにある安全保障上の危機から目をそらしつつ、実現不可能な理想論ばかり振りかざす一部議員やメディアを思い浮かべた。

 また、この映画は国際関係もうまく取り入れている。国連安全保障理事会の決議も出てくるし、日本政府高官が米国の横車に不快感を示しながら、「属国」だからと半ばあきらめて従おうとする場面もある。

 「危機というものは、日本ですら成長させるものだな」

 米政府高官らしい人物が、こう冷笑的に語るところでは、本当にそうであってくれればよいがと真剣に考えた。と同時に、米国の善意もすくいとっている。

 「日本、いや人類はもはやゴジラと共存するしかない」

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