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【ローカルプレミアム】交通死亡事故が30年間ゼロ! 長野県王滝村 信号ゼロとはいえ、急カーブ続く山道多いのになぜ?

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交通死亡事故が30年間ゼロ! 長野県王滝村 信号ゼロとはいえ、急カーブ続く山道多いのになぜ?

村内には信号機や国道はないが山あいの急カーブが続く道など事故の危険は多分に潜んでいる=26日、王滝村中心部 村内には信号機や国道はないが山あいの急カーブが続く道など事故の危険は多分に潜んでいる=26日、王滝村中心部

 長野県王滝村が6月10日、村内で交通死亡事故ゼロの継続期間「30年」(1万958日)を達成したのを記念し、同村の王滝小中学校で7月下旬、交通安全大会が開かれた。長野県全域の交通事故死者数は今年、73人(7月25日現在)にのぼり、昨年同期の43人を大きく上回る。しかし、王滝村は、こうした深刻な状況とは無縁の記録更新を続ける。「小さな村の大きな偉業」(同村)はどうやって達成されたのか…。

 王滝村が「30年」を達成したのは今年6月10日。王滝村を管轄する木曽署によると、村内では昭和61年6月10日、林道から転落したトラックに乗っていた男性が死亡したのを最後に、交通死亡事故は起きていない。今年の村内での人身交通事故発生は25日現在、0件。昨年は、3人が負傷した単独事故1件のみだった。

 長野県内の市町村で「交通死亡事故ゼロ30年」を達成したのは、平成13年の売木村以来で、王滝村は2自治体目。全国で統計をとっている30道府県の市町村では7月25日現在、4番目に継続期間が長い。

 上位3村がいずれも島嶼(とうしょ)部のため、車で直接乗り入れられる地域としては全国トップになる。ちなみに先陣の売木村は昭和46~平成23年にかけて交通死亡事故連続日数「1万4793日(40年超)」と不倒の記録を打ち立てている。

 7月26日の記念交通安全大会は雨のため、予定していた王滝小中学校の校庭から同校体育館に舞台を移して行われた。啓発活動を担ってきた地元交通安全協会や県警などは喜びを分かち合い、参加した村民と一層の交通安全への意識向上を誓い合った。

 大会では、県交通安全教育支援センター(長野市)の担当者が、県内の自転車事故発生件数を小学生、中学生、高校生別に示すグラフを掲げた。

 赤色テープが「小学生」の欄に約50センチ貼られ、「中学生」の欄は60センチほど。「高校生」の欄に貼る赤色テープを伸ばすと3メートルにも達し、会場にどよめきが起きた。

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