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【アメリカを読む】TPPに背を向ける共和党 トランプ氏は言った「米国を外国政府の下に置くものだ!」

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TPPに背を向ける共和党 トランプ氏は言った「米国を外国政府の下に置くものだ!」

米大統領選で共和党候補に指名されたトランプ氏(AP) 米大統領選で共和党候補に指名されたトランプ氏(AP)

 共和党は4年前の大統領選に際して採択した綱領では「共和党の大統領は発展するアジア市場を米国製品向けに開放するため、TPP交渉を合意させる」としていた。しかし今回の大統領選の候補者に指名された不動産王のドナルド・トランプ氏は「TPP反対」を看板公約として掲げる。米紙ウォールストリート・ジャーナルは「トランプ氏の自由貿易に対する懐疑的な姿勢が明らかに綱領に反映された」とみる。

 そのトランプ氏は21日の指名受諾演説で、TPPを名指して批判して喝采を浴びた。トランプ氏は「TPPは米国の製造業を破壊するだけでなく、米国を外国政府のルールの下に置くものだ。そんなことは起こらせない」と宣言。そのうえで「個別の国と個別の自由貿易協定を結ぶ」として、TPPのような多国間の自由貿易協定ではなく、二国間の貿易協定で米国製品にとっての市場を拡大すると訴えた。

 トランプ氏や共和党がTPPに背中を向ける背景には、米国民の間で自由貿易への懐疑的な見方が広がっていることがある。米調査会社ピュー・リサーチセンターが3月に発表した調査結果では、「自由貿易協定は米国にとってよいことだ」と考える回答者の割合は51%で、2015年の調査結果(58%)から大きく減少した。

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