産経ニュース

【大人の遠足】「ギエー」「ギャア」真夏の妖怪の正体は…妖怪が出迎え?! 千葉県立中央博物館大利根分館(香取市)

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【大人の遠足】
「ギエー」「ギャア」真夏の妖怪の正体は…妖怪が出迎え?! 千葉県立中央博物館大利根分館(香取市)

利根川に関する江戸時代の地誌で「谷原イボ」として紹介された「サンカノゴイ」の剥製=千葉県香取市の県立中央博物館大利根分館(林修太郎撮影) 利根川に関する江戸時代の地誌で「谷原イボ」として紹介された「サンカノゴイ」の剥製=千葉県香取市の県立中央博物館大利根分館(林修太郎撮影)

 これらの鳥はくちばしが長いため、絞り出すように「ギャア」と鳴き、夜などにその声を聞いた昔の人が妖怪の声と勘違いしたのだという。このほか、江戸で捕らえられたカッパや、関東のカッパの元締めだという「ねねこ河童」の図なども展示してあった。

 「カッパの薬」の伝説がこの辺りには伝わっている、と主席上席研究員の糠谷隆さん(61)が教えてくれた。ある人が捻挫などに与田浦の藻が効くというので、毎日水辺に取りに出かけていたところ、浦に住むカッパが感心して練り薬の作り方を教えてくれたのだという。

川に敬意払う

 けがで苦労していた江戸の力士がこの薬を求め、1日1枚ずつ張り替えて13日目でけがを治したことから、薬は『十三枚』と呼ばれるようになったとも。実際に、昭和40年代ごろまで香取市内の病院で作られていたという。

 糠谷さんは続ける。「私は銚子出身なのですが、子供のころ川へ遊びに行くときは『カッパにお供えをしなさい』と親に言われました。カッパというとキュウリを想像するでしょうが、わが家の場合はあんころもちのような甘い物でした。お盆の時期は台風も来るし、川も荒れます。きっと川に敬意を払えということだったんでしょうね」

続きを読む

このニュースの写真

  • 「ギエー」「ギャア」真夏の妖怪の正体は…妖怪が出迎え?! 千葉県立中央博物館大利根分館(香取市)
  • 「ギエー」「ギャア」真夏の妖怪の正体は…妖怪が出迎え?! 千葉県立中央博物館大利根分館(香取市)
  • 「ギエー」「ギャア」真夏の妖怪の正体は…妖怪が出迎え?! 千葉県立中央博物館大利根分館(香取市)

「ニュース」のランキング