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【東映アニメ60周年】白蛇伝、狼少年ケン、魔法使いサリー…「日本のウォルト・ディズニー」を目指したアニメーターたちの軌跡を追った

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【東映アニメ60周年】
白蛇伝、狼少年ケン、魔法使いサリー…「日本のウォルト・ディズニー」を目指したアニメーターたちの軌跡を追った

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 アニメは制作に多くの人員と期間を要する。その歴史は、ビジネス面でいかに採算をとれるかの戦いでもあった。良い作品を作っても採算がとれず、倒産した制作会社があった中で、同社はおもちゃ業界などと連携。「魔法のステッキ」といった関連グッズからも利益を生み出すビジネスモデルを確立した。

 セル画を使った「アナログ制作」から「デジタル制作」への移行を先駆けて行うなど、アニメ制作に果たした役割も大きい。アニメーション研究家の氷川竜介さんは「アニメ制作の組織化や近年の作業工程のデジタル化など、アニメーションを商業として確立させた功績は大きい」と評価する。

 同社からは、日本のアニメ業界を牽引してきた宮崎駿さんや高畑勲さん、細田守さんら多くの人材が輩出。氷川さんは「一番の老舗でありながら、今も最大手。日本アニメ界の『総本山』『保守本流』と言っても過言ではないと思う」と語る。

 同社のアニメは今も世界で親しまれている。「UFOロボ グレンダイザー」は、日本よりもむしろ欧州で人気に。「ドラゴンボール」や「ワンピース」は、中東や南米など日本とは比較的文化交流が少ない地域でもファンが多い。

 森下会長は「僕らが昔、(米国のアニメ)『ポパイ』を見て憧れたように、世界の子供たちは日本のアニメを見て面白いと思ってくれている。今後は、配信など視聴環境の変化に対応しつつ、世界中で感情移入してもらえる作品を作っていきたい」と話している。

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