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【藤本欣也の韓国探訪】36万本が咲き乱れ…軍港・鎮海の桜に秘められた日韓110年の歴史を紐解いた

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【藤本欣也の韓国探訪】
36万本が咲き乱れ…軍港・鎮海の桜に秘められた日韓110年の歴史を紐解いた

1912年に建てられた鎮海郵便局はロシア風の建築物だ 1912年に建てられた鎮海郵便局はロシア風の建築物だ

 日本の桜前線は北海道まで北上し、今年の桜も閉幕を迎えつつある。昔から日本で“花は桜木”といわれてきたように「桜=日本の花」のイメージが強いが、実は、お隣の韓国でも桜を十分に堪能できる。日本的なモノには極めて敏感な韓国でなぜ桜が多いのか。素朴な疑問を抱いて、韓国最大の桜の街、鎮海(チネ)を訪ねた。(鎮海 藤本欣也、写真も)

 韓国南部・慶尚南道の馬山(マサン)からタクシーで30分も走ると、昌原(チャンウォン)市鎮海区の中心部へ至る桜並木に入った。道の両側に延々と桜が続く。

 「この時期は韓国中から人が押し寄せます。桜より人を見に行くようなものですよ」。50代のタクシー運転手が笑った。

 訪れたのは4月3日。1年で最もにぎわう桜のフェスティバル「軍港祭」が2日前に始まったばかりだった。最初の日曜日となったこの日は時折、小雨がぱらつく曇り空。天気が下り坂という予報があったため、前日の土曜日に繰り出した人が多く、「今日の人出は少ない方でしょう」と運転手は予測してくれた。

 とにかく、街の至る所に桜が植えられている。その数、実に約36万本。桜の種類は異なるが、日本随一の桜の名所、吉野山が約3万本というからその規模が分かる。街全体が桜の名所という感じだった。

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