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【参院選・福島】民進党・増子輝彦氏は元々保守系ではなかったのか? 共産党とすっかり蜜月となり「県内の原発廃炉」を訴えるが…

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【参院選・福島】
民進党・増子輝彦氏は元々保守系ではなかったのか? 共産党とすっかり蜜月となり「県内の原発廃炉」を訴えるが…

野党統一候補となった民進党の増子輝彦氏(中央)と握手する共産党、社民党の代表者ら=5月6日、福島市(野田佑介撮影) 野党統一候補となった民進党の増子輝彦氏(中央)と握手する共産党、社民党の代表者ら=5月6日、福島市(野田佑介撮影)

 夏の参議院選で、福島選挙区から出馬する民進党公認の増子輝彦元経済産業副大臣が共産党との距離を縮めている。もともと、保守層に支持基盤を置く増子氏だが、福島選挙区は今回の参院選から改選数が2議席から1議席に減り、自民党の岩城光英法相と事実上の一騎打ち。共産党との蜜月関係は吉と出るのか、凶と出るのか。

 増子氏を福島選挙区の野党統一候補として、民進、共産、社民各党が支援する選挙協力を確認したのは5月6日のことだった。「福島県内の全原子力発電所の廃炉」などを共通政策に掲げ、手を結んだ。地方選挙でも躍進する共産党の勢いを借りて、改選1人区の激戦を制しようというのが狙いだ。

 増子氏の支持基盤でもある保守層の共産党アレルギーも予想されたが、野党共闘の滑り出しは順調だ。

 共産党は14日に増子氏を支援する演説会を福島県郡山市内のホテルで開いた。穀田恵二国会対策委員長が駆け付け、約1400人の支援者らを前に野党共闘の意義を訴え、増子氏にエールを送った。

 この日の演説会では、恒例の選挙募金を呼びかけた。共産党は政党助成金を受け取らない代わりに、個人に寄付金を募り選挙や政治活動費に充てている。共産党の久保田仁福島県委員長は金額は明らかにしないながらも、「いつもの2、3倍の選挙募金が集まった」と話す。「初めて演説会に来た人も多く、野党共闘への理解が数字の面でも表れてきた」とも語る。

 さらに、21日に福島市内で行われた増子氏の事務所開きには、共産党の久保田氏が「飛び入り」参加し、増子氏を激励。蜜月関係をアピールした。

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