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【難読地名を行く-茨城編】三日月に由来? ウサギの伝承も 稲敷市月出里(すだち)

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【難読地名を行く-茨城編】
三日月に由来? ウサギの伝承も 稲敷市月出里(すだち)

現地でみつけた「月出里」の3文字=茨城県稲敷市月出里(桐原正道撮影) 現地でみつけた「月出里」の3文字=茨城県稲敷市月出里(桐原正道撮影)

 茨城県の旧江戸崎町の田園地帯。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)が横断する一角は、「月出里」と書いて「すだち」と読む。同県稲敷市の大字だ。有名な難読地名で、これまでも数々の書籍で紹介されてきた。どのような由来があるのだろうか。

 月出里の自宅前で家庭菜園の手入れをしていた60代の大工、大竹正義さんは「気になって色々な本で由来を調べたことがある」と話す。しかし結局、由来は分からなかったという。

 「角川日本地名大辞典」(角川書店)には「もとは月出と書いて『すたち』と読んだが、のちに月出里(すだち)と改めた」とある。読み方の由来については「地内に大清水という字があり、清水の湧き出る地に由来する」という説と、「上谷原という字があり、州がたっている地に由来する」という説が紹介されていた。

 一方、「筑波地方の地名の由来」(中山満葉著)の説明は実に興味深い。

 「月出里の『月出』は『朏(ひ)』のこと」だと書かれている。朏は「みかづき」とも読み、「三日月の里」が「朏の里」と転化し、「月出里」になったのではないかとしている。

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