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【岡田浩明の社民党哀歌】吉田忠智党首は行くも地獄、戻るも地獄… 「タダトモの乱」瞬時に鎮圧 残るは瑞穂姫の高笑いだけ…

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【岡田浩明の社民党哀歌】
吉田忠智党首は行くも地獄、戻るも地獄… 「タダトモの乱」瞬時に鎮圧 残るは瑞穂姫の高笑いだけ…

参院本会議を終え廊下を歩く、社民党の福島瑞穂副党首=1日午前、国会(寺河内美奈撮影) 参院本会議を終え廊下を歩く、社民党の福島瑞穂副党首=1日午前、国会(寺河内美奈撮影)

 吉田氏の合流発言を契機に報道陣の取材に応じないよう党本部が指示していたにもかかわらず、福島氏が13日、記者団に「あまりに唐突」と不満をぶちまけたのも、自身の民進党入りの道は断たれていることを織り込んだ上で、あえて支持者を意識した発信との指摘がある。

 こうした党内政局の要素をはらみながらも、吉田氏の合流発言に対し福島氏ら党内は一斉に反発。予定していた吉田氏の沖縄入りを照屋氏が断るなど波紋は広がり、吉田氏は窮地に追い込まれていく。極めつきは臨時の常任幹事会の前日、又市氏との会談だった。

 「合流発言をしたら照屋氏がどう思うか、福島氏がどう思うか。頭の体操を言うんじゃない!」

 又市氏の一喝に、吉田氏は腕組みしたまま「う~ん」と唸るしかなかった。この瞬間、発言撤回、謝罪-という流れは決まった。党は、吉田氏の発言撤回に合わせて「民進党との合流は選択肢としてありえず、幹事会は参院選を一致結束して闘うことを再確認した」とする見解も用意した。

 「吉田氏の心境は痛いほどよく分かる」(連合幹部)。同情論も飛び交う中、吉田氏が民進党との合流も選択肢と発言した背景には、現状では生き残れないという悲鳴にも似た危機感がある。福島氏が言うように合流構想も決して「唐突」ではなかった。伏線は随所にみられた。

 昨年には民主党(当時)のリベラル系議員が維新の党との合流で保守勢力が強まることへの懸念から「一緒にどうですか」と合流を打診した。今年3月末の民進党結党直後も、民進党側から「野党4党の共通政策を膨らませて一緒にやりましょう」と打診を受けたが、いずれも社民党の返事は「NO」だった。

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