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【検証・文革半世紀(4)】報道の自由の行方は…記者、習主席視察時に「われわれは党の代弁者 どうぞ検閲を」のプラカード掲げる

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【検証・文革半世紀(4)】
報道の自由の行方は…記者、習主席視察時に「われわれは党の代弁者 どうぞ検閲を」のプラカード掲げる

 文化大革命(文革)の期間中、すべての新聞が毎日、1面の最も目立つ場所に必ず毛沢東語録を掲載し、ほとんどの記事は「偉大なる毛沢東思想の指導の下」という書き出しで始まっていた。

 当時、国営新華社通信で記者をしていた男性は、「ものすごい緊張感の中で毎日、仕事をしていた。毛語録を引用するときに誤字や脱字があれば、反革命の現行犯として即刻逮捕されるからだ」と振り返った。

 毛が政敵を倒すとき、まずは新聞や雑誌にその政策や主張を批判する論文を掲載させ、「問題あり」とのサインを党内に送ってから徐々に追い詰めることが多かった。新聞は毛の権力闘争の道具そのものだった。

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 しかし、改革開放以降はメディアに競争原理が導入され、発行部数や売り上げが記者らの給料と連動するようになった。当局の指示を聞かずに事件や事故を詳しく報じ、読者拡大を目指す新聞が増えた。

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