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【海峡を越えて 日・韓・朝芸能始末記(1)】「鳴り物入り」で解禁された日本映画はなぜ韓国でウケなかったのか…韓国の日本大衆文化開放

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【海峡を越えて 日・韓・朝芸能始末記(1)】
「鳴り物入り」で解禁された日本映画はなぜ韓国でウケなかったのか…韓国の日本大衆文化開放

韓国で公開された北野武の映画「HANA-BI」=1998年12月(ロイター) 韓国で公開された北野武の映画「HANA-BI」=1998年12月(ロイター)

 洪はいう。「日本にとって(漁業協定破棄は)最強のカードだ。それほど険悪だったわけでソウルでも東京でも(日韓首脳の)対話チャンネルは切れていた」

 韓国経済は“IMF危機”で国の財政が破綻の危機にある。あわてた金大中は「未来志向」を打ち出し、対日改善に乗り出してゆく。日本の大衆文化開放はそのカードとなった。『反日』一辺倒だった永遠の政敵との違いを見せつけること。金大中を「軍事政権と果敢に闘った民主化の闘士」などと、必要以上に持ち上げてくれた日本の世論を味方につけられるという計算もあったろう。

 韓国内の条件も整いつつあった。1970年代から多くの高校生が第2外国語として日本語を学んでいたこと。中産階級が育ち、日本の大衆文化が受容可能な最低限の素地もできていた。後は世論さえ読み誤らなければ、金大中は「OKボタンを押すだけでよかった」と洪はいう。

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