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【検証・文革半世紀(2)】サクラ総動員で習近平主席の「肉まん」逸話を喧伝…「自信のなさ」の表れか 文化・芸術の政治介入ますます

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【検証・文革半世紀(2)】
サクラ総動員で習近平主席の「肉まん」逸話を喧伝…「自信のなさ」の表れか 文化・芸術の政治介入ますます

習近平氏と毛沢東。2人の国家指導者 習近平氏と毛沢東。2人の国家指導者

 「国民党支配下の旧社会は人を鬼(妖怪)にするが、共産党の新社会は鬼を人にする」というメッセージが込められている。

 1940年代に創作されたものだが、毛沢東の4番目の妻で女優出身の江青(※4)が毛沢東思想の正しさを宣伝する内容を大量に取り入れて改編し、全国で繰り返して上演された。「白毛女」の音楽を聴くと、迫害された体験を思い出す知識人も多いという。

 習近平は2014年10月、小説家や俳優、画家など著名な文化人約70人を集め、「今の文化・芸術界は拝金主義が蔓延(まんえん)している」と批判し、「文芸は社会主義のために奉仕しなければならない」という内容の講話を発表した。政権による文化、芸術分野への介入を公に宣言した形だ。

 習の講話は毛沢東が1942年に革命聖地の延安で行った「文芸講話」を強く意識したものといわれた。

 「文芸は革命的でなければならない」と強調した「文芸講話」は文革中に絶対視され、「革命的でない」と判断された作品は次々に「毒草」と決めつけられ、発禁処分を受けた。

 習の講話は「党の文芸に対する指導を強化しなければならない」と連呼する内容で、毛と同じような絶対的な指導者になりたいという強い思いがうかがえる。

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