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【検証・文革半世紀(2)】サクラ総動員で習近平主席の「肉まん」逸話を喧伝…「自信のなさ」の表れか 文化・芸術の政治介入ますます

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【検証・文革半世紀(2)】
サクラ総動員で習近平主席の「肉まん」逸話を喧伝…「自信のなさ」の表れか 文化・芸術の政治介入ますます

習近平氏と毛沢東。2人の国家指導者 習近平氏と毛沢東。2人の国家指導者

 文化大革命(文革)後に復権し、1978年に中国の最高実力者となったトウ(=登におおざと)小平は、文革中の毛沢東に対する個人崇拝が社会に大きな弊害をもたらした-との反省から、政治家個人を賛美するのを厳しく禁じた。

 江沢民と胡錦濤はトウの方針を尊重したが、習政権の下、約40年ぶりに個人崇拝が復活しつつあるようだ。

 ある中国共産党関係者は、この傾向を「習氏の自信のなさの裏返し」とみる。地方指導者として実績が乏しく、派閥間の協議で最高指導者に選ばれた習は、「党内の意志を統一するために、個人の権威に頼るしか方法がなかった」というのだ。

 党内にはこうした動きに対する反発もある。3月の全国人民代表大会(全人代=国会)の期間中、「171人の中国共産党員」による公開書簡がインターネット上で出回り、「習近平同志の独裁と個人崇拝が党内組織をひどい状態にした」といった理由で、習に党総書記辞任を求めた。

 最高指導者に公然と反旗を翻す動きは近年なかったものだ。書簡に関係があるとみられたジャーナリストなど多数が拘束された。

 個人崇拝をめぐるせめぎ合いに加え、習近平政権は文革当時を彷彿(ほうふつ)させる文化・芸術の締め付けに乗り出している。

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