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【検証・文革半世紀(1)】「黒い懐刀」の異名持つ男の復帰が示す習近平政権の未来…「恥を捨てねば生き残れなかった」嵐は再来するか

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【検証・文革半世紀(1)】
「黒い懐刀」の異名持つ男の復帰が示す習近平政権の未来…「恥を捨てねば生き残れなかった」嵐は再来するか

 「戚の後ろにいるのは習近平国家主席だ」

 そう語る関係者によると、習は上海市書記だった07年ごろに戚と面会しており、ここ数年は側近を通じ「何も恐れることはない。積極的に発言してほしい」などと伝えていたという。

 戚の葬儀には中国の左派系団体関係者らが参列。直接面識はないが理念に共鳴した人も多かったとされ、贈られた花には「毛主席の忠実な教え子」などの言葉が添えられていたという。

 中国で長くタブー視されてきた文革を肯定する動きが、ここにきて加速しているようにみえる。米誌タイムは4月、習近平と毛沢東の統治手法の類似性を指摘する記事を掲載。赤一色の表紙は習近平の後ろに毛沢東が控えているイメージのものだった。

 習が党トップ就任の5年も前に戚に面会していたのなら、その理由は何か。そして、文革は形を変えて再来しつつあるのだろうか。

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 トラックの荷台で数人が立ったまま後ろ手に縛られ、首から「死刑」と大きく書かれたプラカードをぶら下げている。記された個々の名前には大きな×印が付けられている。

 「本当に狂った時代だった」。そう話す北京の大学教授は小学生だった文革の時代に、何度も目撃した見せしめの光景が今も忘れられない。ほとんどの罪状は「反革命罪」だが、「毛沢東像を壊した」といった行為が多かったことを後で知った。

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