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【113番新元素】理研が米欧10カ国14機関と共同研究へ 化学的な性質などを解明

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【113番新元素】
理研が米欧10カ国14機関と共同研究へ 化学的な性質などを解明

113番元素の化学実験(概念図)カラー 113番元素の化学実験(概念図)カラー

 実験チームによると、113番元素はこうした影響が特に大きいとされ、周期表で同じグループのアルミニウムなどとは性質が異なるとみられる。この元素が将来、社会に役立つかどうかを探る糸口が見つかる可能性もあるという。

 実験ではカルシウムとアメリシウムの核融合などで113番元素を合成。金などの物質に吸着する際の温度を手掛かりに、化学的性質や電子の状態を探る。合成法は理研と比べ寿命が数秒と長く、生成効率も高い露米チームの手法を採用する。実験結果がまとまるのは数年後の見通しだ。

■113番元素

原子核を構成する陽子が113個の元素。化学的な性質が似ている元素が並ぶ周期表の族(縦の列)は、ホウ素やアルミニウムなどと同じ13族だが、性質は分かっていない。理化学研究所は亜鉛とビスマスの核融合で合成し、昨年末に発見者と国際認定され命名権を獲得。年内にも元素名が決まる。理研の合成法での寿命は約千分の2秒と短い。

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