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【阿比留瑠比の極言御免】反権力がマスコミの本分なのか 岸井成格氏らが「真実を伝え、権力を監視する姿勢を貫く」と豪語する違和感

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【阿比留瑠比の極言御免】
反権力がマスコミの本分なのか 岸井成格氏らが「真実を伝え、権力を監視する姿勢を貫く」と豪語する違和感

 例えば、田原総一朗氏は3月24日に日本外国特派員協会で開いた記者会見で、こんな見解を示した。

 「時の権力、時の政権に対して、いかにそれをウオッチするか、どこが間違いかを厳しく追及するのがマスコミの役割だ」

 また、岸井成格氏は3月25日のTBS番組でこう強調している。

 「何よりも真実を伝え、権力を監視するジャーナリズムの姿勢を貫くことがますます重要」

 真実という容易には近づき得ない言葉を手軽に使うのはどうかと思うが、事実を伝えることであれば何より重要なのは当然だ。ただ、それを権力の監視とイコールであるかのように結びつけて語るのは短絡的ではないか。そもそも、国民がいつそんな役割や使命を彼らに委託したのか。

 現在、マスコミ自体が行政・立法・司法の三権と並ぶ「第四の権力」と呼ばれる。政治家からは、半ば本気で「本当は第一の権力だ」と言われることも珍しくない。実際、田原氏は前述の記者会見でこともなげにこうも語っていた。

 「僕は首相を3人失脚させたんだけど、僕のところに圧力なんて何にもない」

真実はどこにある

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