産経ニュース

【薬価危機-迫られる選択(2)】国と製薬会社、高額薬めぐる攻防 引き下げルール化に米業界反発「1日延命 いくら払えるか」

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【薬価危機-迫られる選択(2)】
国と製薬会社、高額薬めぐる攻防 引き下げルール化に米業界反発「1日延命 いくら払えるか」

 今月13日に開かれた中央社会保険医療協議会。出席した委員から、オプジーボを念頭に値下げを求める意見が相次いだ。オプジーボは4月に適用された価格引き下げの新ルールの対象品目ではない。次の見直し時期は2年後だ。

 日本医師会の中川俊男副会長は「適応が拡大された際に薬価を見直す仕組みにできないか。早急にルール変更をお願いする」と要求。そのうえで、薬価を考える3つの論点を提案した。

 (1)C型慢性肝炎治療薬ソバルディのような治癒を目指す薬は、生涯にかかる医療費を含めて議論する(2)生活習慣病の薬は従来薬と比較し、対象拡大を慎重にすべきだ(3)オプジーボのような延命効果を狙う薬は、国民的な丁寧な議論が必要-。

 厚労省はこの日、「検討課題を整理する」と議論を引き取った。

 中医協委員を5年前から務める連合の「患者本位の医療を確立する連絡会」メンバー、花井十伍さんは、これまでの公的医療をめぐる議論を振り返る。

 「本質は、分かりやすい話。公的保険で医療をどこまでカバーするか。今まで薬価を下げるなど場当たりで対応してきたが、国民が『ここは我慢するけど、ここは譲らない』という議論をしなければいけない」

何を優先させて、何をあきらめるのか

このニュースの写真

  • 国と製薬会社、高額薬めぐる攻防 引き下げルール化に米業界反発「1日延命 いくら払えるか」

「ニュース」のランキング