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【三菱自不正・2回目会見詳報(4)】最もいい燃費の仕様車以外は「実測していない」

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【三菱自不正・2回目会見詳報(4)】
最もいい燃費の仕様車以外は「実測していない」

三菱自動車の燃費データ不正問題で、国交省への報告を終え記者会見をひらき、記者の質問を聞く相川哲郎社長=4月26日、東京・国交省(早坂洋祐撮影) 三菱自動車の燃費データ不正問題で、国交省への報告を終え記者会見をひらき、記者の質問を聞く相川哲郎社長=4月26日、東京・国交省(早坂洋祐撮影)

 --抵抗走行が逆転するケースもでてくるのか

 中尾副社長「風速にもよるので、必ずしもどちらが有利とはいえない」

 --なぜ厳しい値を出しているのか

 中尾副社長「試験をやっていたということをいうためのもの」

 --比較試験は、性能実験部のみがこのデータを扱えるのか。開発部も分かる試験なのか

 中尾副社長「性能実験部が行った試験で、性能実験部内のみのデータである」

 --他の部署はその試験内容を知っていたのか

 中尾副社長「ほとんど知らなかったと思う。設計部門も知らなかったと思う」

 --逆算する計算法について、惰行法を使っていたのか、高速惰行法を使っていたのか

 中尾副社長「高速惰行法のデータで惰行法に換算した値を入れていた」

 相川社長「高速惰行法で出した走行抵抗値を使って、それになるように惰行法で数字がどうなるのか逆算して使っていた。最後の総合抵抗値自体は同じ数値が出ている」

 --燃費目標値を達成するというよりは、時間短縮を行うためにやっていた可能性があるということか

 中尾副社長「その可能性はあると思う」

 ≪隣で相川社長がうんうんとうなずく≫

 --どういう都合で計算されるのか

 中尾副社長「走行抵抗を入れて、惰行法というのは、たとえば60キロメートルの走行抵抗を出すときには65キロメートルから55キロメートルまでニュートラルで時間を測る。走行抵抗の値が分かっておれば、ランダムにやって、それを下降時間を下げていく」

 --この計算式を使っても上がる場合もあれば下がる場合ものあるのか

 中尾副社長「それは惰行時間を出しているだけで、惰行時間を使って惰行法での値を出すから、そのときには誤差は小さくなってくると思う」

 --惰行法で出し直したものを国交省へ提出しているのか

 中尾副社長「その通りだ」

 --実測したのは燃費訴求車だけで、それ以外は全部実測計算していないと読み取れるが、実測していないのか

 中尾副社長「そういうことだ」

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