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【iRONNA発】熊本地震 阿蘇山「破局噴火」はいつ起こるか? 神戸大海洋底探査センター長・巽好幸

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【iRONNA発】
熊本地震 阿蘇山「破局噴火」はいつ起こるか? 神戸大海洋底探査センター長・巽好幸

噴煙を上げる熊本・阿蘇山の火口=16日午前8時41分 噴煙を上げる熊本・阿蘇山の火口=16日午前8時41分

 マグニチュード(M)7・3を観測した熊本地震の震源に近い阿蘇山で、小規模な噴火が起きた。気象庁は地震との関連に否定的な見方を示したが、火山の専門家は9万年ぶりの「破局噴火」への警戒を呼び掛ける。列島最大規模の噴火の過去を持つ阿蘇山。その可能性やいかに。(iRONNA)

 熊本地震は、日奈久・布田川断層帯の活動によって引き起こされたと考えられている。この断層帯上には阿蘇山が位置し、今回の地震が噴火、特に巨大噴火を誘発するのではないか、との不安もある。

 気象庁が本格的に地震データの収集を始めたのは約100年前。これまで九州で震度7が観測されたことはなかった。そのため、今回の地震がいかにも「異常」であるかのような印象を与えるかもしれないが、決してそうではない。

 同断層帯はバリバリの活断層帯であり、過去に何度も大地震を起こしてきた。これらの断層活動は、フィリピン海プレートが日本列島に対してやや斜め向きに沈み込むため、横ずれ成分が大きい。さらには、この辺り、別府-島原地溝帯と呼ばれる地帯では、九州島が南北に引き裂かれるような変動も起きている。地震や火山などの地球の営みは人間のタイムスケールよりはるかに長いのである。

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