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【中国軍事情勢】中国海軍が南シナ海で米空母さえも挑発し続けるのは、実戦型演習で対抗能力に自信を深めている証拠にほかならない

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【中国軍事情勢】
中国海軍が南シナ海で米空母さえも挑発し続けるのは、実戦型演習で対抗能力に自信を深めている証拠にほかならない

2014年5月、上海沖で行われた中露合同演習で、火砲を撃つ中国海軍・北海艦隊の駆逐艦ハルビン(AP) 2014年5月、上海沖で行われた中露合同演習で、火砲を撃つ中国海軍・北海艦隊の駆逐艦ハルビン(AP)

海空協同作戦か

 論文は14年末の機動6号について詳細な分析を行っている。この演習では、仮想的の青軍の役割を担ったのは、北海艦隊の駆逐艦2隻、フリゲート艦2隻と補給艦。加えて、H(轟)6G爆撃機2機、Y(運)8J海上警戒機2機、Y9電子偵察機1機が上空から支援した。中国軍役の赤軍は、東海・南海の2艦隊の混成部隊で、中国版イージスを含む駆逐艦3隻とフリゲート艦4隻、補給艦1隻と情報収集艦「北極星」で構成した。ちなみに、前年の機動5号でも北海艦隊が青軍、東・南艦隊が赤軍を担当している。

 論文は、青軍に200キロという長距離防空能力を持つ中国版イージスが配置されておらず、戦闘力に差がある点に注目。一方で、青軍には航空機5機編隊が参加しており、「海空協同作戦」の検証だった可能性を指摘している。Y9は長距離の海空域のレーダー・通信情報探知能力があり、Y8Jで洋上および海中の目標を探知、作戦行動半径約1800キロのH6Gが対艦ミサイルYG(鷹撃)12を登載すれば、日本の沖ノ鳥島周辺海域までの敵を攻撃できるため、この5機編隊は「全てがそろった戦術単位」だとしている。

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