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【野口裕之の軍事情勢】ビン・ラーディンやIS幹部を次々に仕留めた米軍特殊部隊が次に見据える「斬首作戦」のターゲットとは…

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【野口裕之の軍事情勢】
ビン・ラーディンやIS幹部を次々に仕留めた米軍特殊部隊が次に見据える「斬首作戦」のターゲットとは…

 さぞ、やつれて、顔も青ざめているかと期待したら、大ハズレ。国内で毎年「ウン万人」規模の餓死者を出しているにもかかわらず、映像越しに観る北朝鮮の金正恩・第1書記(33)は肥え太り、顔は肉まんのように白かった。

 なぜ期待したのかは当然、3月7日に始まった米韓合同軍事演習が、32万人もの米韓将兵が参加する過去最大規模であること。しかも、北朝鮮の核・ミサイル基地に対する先制攻撃も視野に入れる米軍の作戦計画《5015》に基づいているためだ。何よりも、特殊作戦部隊や有人・無人機の精密誘導(ピンポイント)爆撃で、金氏ら首脳部を急襲し、排除する《斬首作戦》が作戦思想に貫かれている。 

金第1書記が想像する運命

 しかし、期待はそれだけではない。金氏が3月25日に想像したであろう、自らの運命だ。この日、米国のアシュトン・カーター国防長官(61)は、米軍特殊作戦部隊が潜伏中の《イスラム国=IS》のNO.2を殺害したと、発表したのだ。絵に描いたごとき、見事な斬首作戦といえる。

 金氏は他の無法者の、斬首作戦による惨めな最期も思い出しているかもしれぬ。例えば-

 《イスラム暴力集団を率いるテロリストのアブ・ムサブ・ザルカウィ(1966~2006年)。2006年、米空軍のF-16戦闘機に精密誘導爆撃され、特殊作戦部隊が身柄を確保した後死亡した》

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