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「香港がチベットに」暗黒の10年後を描いた映画がヒット 「思考のウイルスだ」と中国メディアは酷評

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「香港がチベットに」暗黒の10年後を描いた映画がヒット 「思考のウイルスだ」と中国メディアは酷評

オムニバス映画「十年」でメガホンを取った監督ら。左端が周冠威氏、右端が伍嘉良氏=3日、香港・中環(ロイター) オムニバス映画「十年」でメガホンを取った監督ら。左端が周冠威氏、右端が伍嘉良氏=3日、香港・中環(ロイター)

 構成する5話では、(1)香港政庁前で焼身抗議する女性(2)地元の政治家を暗殺して支配の拡大を図る政府(3)禁書を扱ったとして書店を攻撃する「少年親衛隊」(4)香港の広東語を話す住民を排斥する規制が導入されて職を失ったタクシー運転手(5)「本土(香港)産」と銘打った卵を販売したために狂信的な共産党支持者に襲撃される食料品店主-が描かれている。いずれもフィクションだが、現実と驚くほど重なり、リアリティーがあると評判だ。

 焼身抗議する女性の話「自焚者」の監督、周冠威氏(36)は米CNNに「観客にショックを与え、現状を変えるための行動を促すのが狙いだ」と話した。焼身抗議は中国当局の支配に抗議するチベット族の間で広がった手法だが、周氏は「早急な変化がない限り、香港市民もチベットと同じような悲惨な状況に直面する」と懸念。「香港市民はもっと民主化に貢献し、もっと犠牲を払わなければならない」と主張している。

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