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【衝撃事件の核心】靖国神社に向けられた韓国人被告の劣等感 「爆発音」事件はネット上での反響への渇望から生まれた

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【衝撃事件の核心】
靖国神社に向けられた韓国人被告の劣等感 「爆発音」事件はネット上での反響への渇望から生まれた

韓国人の全昶漢(チョン・チャンハン)容疑者=東京都千代田区麹町の麹町警察署(納冨康撮影) 韓国人の全昶漢(チョン・チャンハン)容疑者=東京都千代田区麹町の麹町警察署(納冨康撮影)

防犯カメラに写った不審な男…事件直後の行動とは

 遺留品の捜査が進む中、防犯カメラの解析で1人の不審者が浮上した。

 爆発音の約30分前に現れた1人の男。神社東の大鳥居から本殿へ歩いて移動していた。黒っぽい服装でリュックサックを背負い、袋を持っていた。爆発音がしたトイレのある本殿南側に進む。神社に面した靖国通りへと姿を消した直後に爆発音がした。

 男は神社から約1キロ離れた千代田区のホテルに戻っていた。捜査本部は事件から1週間後、ホテルを家宅捜索。前後して、宿泊記録などから、男が事件当日のうちに出国していたことを突き止めた。

 後に、事件に関与したとして逮捕、起訴される韓国人の全昶漢(チョンチャンハン)被告(28)=火薬類取締法違反などの罪で起訴。ただ、人定が判明したころ、すでに日本の捜査権が及ばない韓国に帰国していた。事件に関与した疑いは強まったが、「手を出せない」状態だった。

 日韓関係が混迷する中、身柄の引き渡しなどをめぐり政治問題に発展する可能性が浮上した。警視庁は任意の事情聴取などを視野に、韓国当局に協力を求める検討を本格化させたところで、想定外の事態が起きた。

“想定外”の来日、男が所持していたのは…

 「韓国人の男が来日する」

 事態が動いたのは、12月9日朝だった。飛行機の搭乗者を把握するシステムで韓国から日本へ出国することが確認される。午前10時ごろ、待ち受けた捜査員が空港に到着した全被告の身柄を確保した。逮捕容疑は、事件前後に靖国神社に不法侵入した建造物侵入容疑だった。

 突然の再来日に憶測が飛び交う中、全被告は「記者から質問を受け靖国神社のトイレを確認しに来た」と供述した。だが、その真意は判然とせず、捜査陣からは「リスクを犯してまでなぜ来日したのか」といぶかしむ声が漏れた。

 一方、全被告が日本へ持ち込んだ物品は、捜査陣の“確信”を、より強めるものだった。

 手荷物として預けたリュックに、電子式タイマーや電池ケース、さらに火薬のようなものなどが収められていた。そして事件の真相に迫る供述も始める。

 「(11月)23日に、靖国神社に入り、装置を仕掛けた」「失敗だった。もう1回やろうと思った」

 全被告は再来日当日の帰国便を確保しており、日帰りで何らかの装置を靖国神社に仕掛ける狙いがあったことをほのめかした。ただ、その後は供述が変遷し、黙秘することもあり、全容解明には時間を要した。

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