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【iRONNA発】乙武君を「ゲス不倫議員」と一緒にしてはいけない 鈴木哲夫(政治ジャーナリスト)

 ところが、事態は変わりました。第一次安倍政権の秘書官を務めた井上義行衆院議員が、松田氏のやり方に反発して離党したんです。それから「元気にする会」がゴタゴタしてしまって、乙武君も不安に思い始めたようなんです。

 そこに、自民党が目をつけた。ある自民党議員が、乙武君の引き抜きのために積極的に動いたそうです。そして昨年12月7日、乙武君と菅義偉官房長官が会談し、今年4月に乙武君が東京選挙区から自民党公認候補として出馬会見するという段取りが正式に決まったんです。実を言うと、私もその情報は把握していました。

 そんなわけで、自民党は乙武君について昨年暮れから目をつけていたわけですから、彼の「身体検査」というか、彼の経歴については徹底的に調べています。では、彼の何を調べていたのかといえば、新宿区長選への立候補が取り沙汰されたとき、彼の周辺では金銭トラブルが起きたんです。これは乙武君自身の問題ではなく、仕事先とのちょっとしたトラブルでした。そういう情報も事前にキャッチして、官邸や自民党都連が中心になって彼の身辺を徹底的に調べ上げ、金銭トラブルは問題ないという結論になった。でも、不倫と言うのは、金銭トラブルとは趣が随分異なる。そもそも本人が隠してやっているわけですから、表に出にくい。それ以外の彼のいろんな噂については調べ上げていたんでしょうが、不倫の事実までは掴むことができなかったようです。

 しかも、今回の不倫スキャンダルは乙武君のかなり個人的なことまで知っている人からのリークですから、自民党の「身体検査」が甘かったからというのはちょっと違うと思います。それでも一つ言えるのは、いまの自民党の調査能力は昔に比べると相当弱くなっていると思います。

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