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【経済インサイド】野生のシカやイノシシの皮革製品はいかが? ジビエに続くメード・イン・ジャパン資源として活用できるか

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【経済インサイド】
野生のシカやイノシシの皮革製品はいかが? ジビエに続くメード・イン・ジャパン資源として活用できるか

国内でなめされた革。手前からイノシシ革、鹿革、オーストリッチ(ダチョウ)=東京都墨田区の山口産業 国内でなめされた革。手前からイノシシ革、鹿革、オーストリッチ(ダチョウ)=東京都墨田区の山口産業

 農林水産被害の防止に向け、鳥獣被害防止特措法で被害対策や捕獲推進を講じる中、15年5月に保護を主体としていた鳥獣保護法が鳥獣保護管理法として改正施行され、個体数の適正管理という新たな視点が導入された。13年度の環境省推定によると生息数はシカ325万頭、イノシシ88万頭だが、23年度に半減させるのが目標だ。

 捕獲推進策の一つとして浮上しているのが捕獲鳥獣の食肉利活用だ。一部地域で先行してきたが、14年11月に衛生管理に関する指針を厚生労働省が策定したことで食肉処理施設は増加、地域おこしの食材として流通は拡大しつつある。

 そして、捕獲獣を埋設などで廃棄処理するのではなく、獣皮を資源として活用したいと考えた地域などが自然保護活動を行うNPO法人と連携、獣皮の利活用で地域活性化と雇用機会創出を目指す「MATAGI(マタギ)プロジェクト」が13年に立ち上がった。現在、獣皮産地として142地域が参加、獣皮の資源化に取り組んでいる。しかし地域おこしの素材として活用し6次産業化できた地域がある一方、人手不足で製品加工に至らない地域も多い。

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