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試作ロボット展示会にみるニッポンの未来 「次」を担う研究…介護、子育て、福祉の現場に福音は届くか
前面カメラで子供を認識し、インターネットで繋がった遠方の祖父母のスマホなどと画面を通じたビデオチャット(会話)を交わせるようにした。両親が家事で忙しいと、祖父母が無線の遠隔操作でチカロを走らせ、子供との「追いかけっこ」もできる。たとえ離れていてもロボットの力で「子守」を可能にし、祖父母も身近に感じられるようになるわけだ。
阿部さんは「自分が抱えた育児の悩みがこのロボットの開発の原点にある。人の役に立つのは間違いない」と語り、企業との共同研究・開発に期待感を示していた。