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【中国軍事情勢】厚いベールに包まれた人民解放軍サイバー部隊 「網電一体戦」構想で一体何を仕掛けようとしているのか?

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【中国軍事情勢】
厚いベールに包まれた人民解放軍サイバー部隊 「網電一体戦」構想で一体何を仕掛けようとしているのか?

 97年には、江沢民国家主席(当時)をトップとする「国家情報安全工作指導小組」を設立し、ネット環境の安全確保を図るとともに、総参謀部がネット上の情報収集や攻撃を担当することを決定。2002年には、総参謀部第4部の戴清民部長(当時)が網電一体戦の構想をまとめたという。

総数は10万人超

 この網電一体戦を統括するのが、総参謀部だ。15年11月の国防雑誌の論文などによると、総参謀部第2部の科学装備局がウイルスなど攻撃兵器の開発を、同第3部が作戦に関するネット情報の収集をそれぞれ担当する。一方、総参謀部第4部は、電子的な対抗能力を担当するとしている。

 米シンクタンク「2049計画」の15年6月の報告書によると、中国軍の電子情報(SIGINT)組織は少なくとも28部門に分かれており、総参謀部第3部はうち12部門などを統括。米情報セキュリティー会社「マンディアント」が13年2月、米国など各国にサイバースパイを行っていると指摘して有名になった上海の61398部隊は、総参謀部第3部第2局を指し、第3部の中でも最大の組織だという。

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