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【震災5年 3・11】福島の土壌に雲母が多いことが幸いした…セシウム吸着効果で農林水産物汚染は着実に減少

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【震災5年 3・11】
福島の土壌に雲母が多いことが幸いした…セシウム吸着効果で農林水産物汚染は着実に減少

減少に向かう放射能汚染 減少に向かう放射能汚染

 森林の地表はセシウムがついた葉や枝、樹皮が降り積もり、汚染度の高い腐葉土が敷き詰められている。山菜やキノコが大量のセシウムを含むのは当然だ。土の中にすむ虫を食べるイノシシも15年度で65%が基準値を超えている。キジやツキノワグマも高い傾向がある。

 腐葉土のセシウムは雨水などとともに河川へ入り込む。海水魚と違い塩分が貴重な淡水魚は、体内で同じ動きをする塩分とセシウムを両方とも積極的に蓄積するため、イワナやヤマメは基準値超えが続いている。

 東京大の二瓶直登准教授(放射線環境工学)は「スギの幹はセシウムを吸収しやすいことが最近の研究で判明し、林業への影響も懸念される。森林の汚染は長期的な課題になりそうだ」と話す。

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