産経ニュース

【震災5年 3・11】福島の土壌に雲母が多いことが幸いした…セシウム吸着効果で農林水産物汚染は着実に減少

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【震災5年 3・11】
福島の土壌に雲母が多いことが幸いした…セシウム吸着効果で農林水産物汚染は着実に減少

減少に向かう放射能汚染 減少に向かう放射能汚染

 また、海の魚は海水から塩分を取りすぎないようにするため、えらに塩分を積極的に排出する機能がある。セシウムは魚の体内で塩分やミネラルと同じ動きをするため、取り込んでも次々に排出されるわけだ。

 福島沖の魚は事故当初、大量のセシウムが検出されたが、15年4月以降は基準値を超えたものはない。県漁業協同組合連合会は国より厳しい1キロ当たり50ベクレルの自主基準を設け、これを安定的にクリアした70種以上の試験操業を開始した。

 ただ、スズキ、クロダイ、メバル、アイナメ、ヒラメなど沿岸の大型魚を中心とする約30種は一部で自主基準を超えており、現在も出荷制限が続いている。寿命が比較的長い魚が多いことから、事故直後に高濃度に汚染した個体が生き残っている可能性が高いとみられている。

「ニュース」のランキング