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【震災5年 3・11】福島の土壌に雲母が多いことが幸いした…セシウム吸着効果で農林水産物汚染は着実に減少

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【震災5年 3・11】
福島の土壌に雲母が多いことが幸いした…セシウム吸着効果で農林水産物汚染は着実に減少

減少に向かう放射能汚染 減少に向かう放射能汚染

 ■魚も排出機能で汚染抑制

 東京電力福島第1原発の事故で放射性物質が検出された福島県の農林水産物。この5年間で基準値を超えるものは大幅に減ったが、森林では深刻な汚染が続く。自然環境や動植物は放射性物質をどのように蓄積、排出しているのか。そのメカニズムを探った。(伊藤壽一郎)

                   

 ◆雲母の粘土が固定

 原発事故では約90万テラベクレル(テラは1兆)もの放射性物質が放出され、福島県全域に飛散した。県の調査によると、2011年度産の野菜・果実のうち、約2%が国の一般食品の放射性セシウム基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えた。年間約1千万袋を生産しているコメも、12年産の玄米71袋が基準値を上回った。

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