産経ニュース

【成田闘争秘話】「空と大地の歴史館」はトリビアに満ちあふれていた 「流血の日々」コーナーには闘争ヘルメットや火炎瓶も…

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【成田闘争秘話】
「空と大地の歴史館」はトリビアに満ちあふれていた 「流血の日々」コーナーには闘争ヘルメットや火炎瓶も…

「流血の日々」と題されたコーナーには、反対同盟が使っていたヘルメットや火炎瓶などの実物が展示されている=千葉県芝山町の「成田空港 空と大地の歴史館」 「流血の日々」と題されたコーナーには、反対同盟が使っていたヘルメットや火炎瓶などの実物が展示されている=千葉県芝山町の「成田空港 空と大地の歴史館」

 反対運動は開港後も続いたが、一部を除く反対派と問題を話し合いで解決する機運が高まり、平成3年に国、千葉県、NAA、反対同盟によるシンポジウムが開催された。2年後には、住民代表なども参加し、円卓を囲んで空港と地域の共生の道を探る「成田空港問題円卓会議」に、議論の場を移した。

 この円卓会議で、空港からマイナスの影響を受ける地域と、その住民に対する補償などが的確に実施されているかをチェックする第三者機関として設置されたのが、「成田空港地域共生委員会」。この委員会が、成田空港問題を後世に正しく伝えることを目的に、平成9年に歴史伝承部会を設け、資料の収集や聞き取り調査を実施したのが始まりだ。

 公団の民営化後は、NAAが事業を引き継ぎ、「建設側と反対側の双方の観点から、バランスの良い展示に配慮する」というテーマで、地域の意見を聞きながら計画を進めた。そして、平成23年6月、常設展示施設として歴史館をオープンさせた。構想から14年がたっていた。

 成田空港建設の閣議決定から、今年7月で50年-。NAAは、当時の反対闘争を体験した世代が徐々に第一線を退いていく中、歴史館を若手社員の研修の場としても活用している。

このニュースの写真

  • 「空と大地の歴史館」はトリビアに満ちあふれていた 「流血の日々」コーナーには闘争ヘルメットや火炎瓶も…
  • 「空と大地の歴史館」はトリビアに満ちあふれていた 「流血の日々」コーナーには闘争ヘルメットや火炎瓶も…
  • 「空と大地の歴史館」はトリビアに満ちあふれていた 「流血の日々」コーナーには闘争ヘルメットや火炎瓶も…
  • 「空と大地の歴史館」はトリビアに満ちあふれていた 「流血の日々」コーナーには闘争ヘルメットや火炎瓶も…
  • 「空と大地の歴史館」はトリビアに満ちあふれていた 「流血の日々」コーナーには闘争ヘルメットや火炎瓶も…

「ニュース」のランキング