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【原発最新情報】丸川環境相“失言”を叱る 被曝「1ミリ」の根拠を勉強せよ

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【原発最新情報】
丸川環境相“失言”を叱る 被曝「1ミリ」の根拠を勉強せよ

「1ミリシーベルトは根拠なし」発言を撤回し、釈明する丸川珠代環境相=2月12日夜、東京都千代田区霞が関 「1ミリシーベルトは根拠なし」発言を撤回し、釈明する丸川珠代環境相=2月12日夜、東京都千代田区霞が関

 「発言の撤回はしないのか」「明らかに間違いではないか」-。次々と浴びせられる質問に、「誤解を招いたのなら、申し訳ない」と繰り返していた丸川氏の表情に一瞬、変化が見えたのは、福島の被災者の受け止めに関する質問だった。

 「『誤解をされたら』という表現は、地元からすると、責任を自分たちに押しつけていると感じるのではないか」。問いかけに、丸川氏は少し苦しい表情を浮かべると「…根拠がないという言い方は、間違った言い方だったろうと思う」と漏らし、失言を認めた。

 その夜、環境省で急遽、丸川氏の囲み取材が行われることになった。その場で丸川氏は「(講演での発言は)事実と異なっていた。当日の福島に関する発言を、すべて撤回する」と表明した。

 朝の会見から8時間たらずで一転、発言の撤回を決意した理由について聞かれると、マスコミの取材メモなどから発言の詳細について確認が取れたとするとともに、「福島との信頼関係を維持していく上で撤回すべきと判断した」と述べた。

 ■「1ミリ」数字の意味は

 そもそも「追加被曝線量1ミリシーベルト以下」という長期目標はどのように設定されたのか。

 国際放射線防護委員会(ICRP)では、被曝の状況を「緊急時」「現存」「計画」の3つのタイプに分類している。その上で、事故から復旧する際の「目安」として被曝線量の範囲を示し、その中で、状況に応じて適切な「参考レベル」を設定して住民の安全確保に活用することを提言している。

 例えば、事故直後の「緊急時」なら「年間20~100ミリ」、復興期の長期被曝を含む「現存」なら「年間1~20ミリ」、平常時の「計画」なら「1ミリ以下」といった具合だ。

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