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【原発最新情報】丸川環境相“失言”を叱る 被曝「1ミリ」の根拠を勉強せよ

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【原発最新情報】
丸川環境相“失言”を叱る 被曝「1ミリ」の根拠を勉強せよ

「1ミリシーベルトは根拠なし」発言を撤回し、釈明する丸川珠代環境相=2月12日夜、東京都千代田区霞が関 「1ミリシーベルトは根拠なし」発言を撤回し、釈明する丸川珠代環境相=2月12日夜、東京都千代田区霞が関

 昨年10月に就任した丸川珠代環境相が初の試練に立たされた。「何の科学的根拠もなく、相談もなく、時の大臣が決めた」-。東京電力福島第1原発事故後に国が除染の長期目標に掲げた「年間1ミリシーベルト以下」をめぐる“失言”。衆院予算委員会などで取り上げられ、大きな波紋を広げた。丸川氏は結局、「事実と異なっていた」として発言をすべて撤回したが、その真意はどこにあったのだろうか。(原子力取材班)

 ■細野氏と“新旧大臣対決”

 発端は、2月7日に長野県松本市で開かれた自民党参院議員の「新春の集い」。特別講演の講師として招かれた丸川氏が、講演の中で冒頭の発言をしたとして、翌8日、地元の信濃毎日新聞が報じた。

 直後に報道陣の取材に応じた丸川氏は、「そういう言い回しはしなかったと思う」と発言について否定。さらに、9日には衆院予算委員会で民主党の議員から追及されたものの、「この言い回しはしていない」と明確に否定した。

 10日の予算委では、「1ミリシーベルト」を長期目標に掲げた当時の環境相で、民主党の細野豪志議員が講演の詳細な発言記録を手元に質問に立ち、“新旧大臣対決”の構図で丸川氏を追及した。「『何の根拠もない』とは、それこそ何を根拠に言っているのか」「明確に撤回していただいたほうがいい。福島の皆さんも納得しないと思う」などと発言の撤回を求めたが、丸川氏は応じなかった。

 ■わずか8時間で一転、発言撤回

 事態が急展開したのは、12日。この日午前に環境省で開かれた閣議後会見で、「私の発言で1ミリシーベルトという長期目標を軽視しているかのような誤解を招いたとすれば、福島をはじめ被災者の皆様に誠に申し訳なく、心からおわび申し上げたい」と冒頭で陳謝した丸川氏。ところが、発言の真偽については全く触れず、記者の質問が集中した。

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