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【アップルVS町工場訴訟】巨人に立ち向かった日本の下町メーカーの意地 他の中小企業にも光明

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【アップルVS町工場訴訟】
巨人に立ち向かった日本の下町メーカーの意地 他の中小企業にも光明

 アップルとの訴訟で「最大の争点」(島野側の弁護士)だった国際裁判管轄について島野製作所の主張が認められた。時価総額で世界最大級の“巨人”アップルを提訴した“下町のメーカー”の決断と東京地裁の画期的な中間判決は、高い技術力を持ちながらも海外の大企業の論理に抑えられてきた他の日本企業に光明をもたらしそうだ。

 「ようやく一歩踏み出せた。法廷の中で当社の主張を続けていきたい」

 島野の船木幸城社長は15日、中間判決の内容にこう感想を述べ、今後も続く裁判に向けて、改めて気を引き締めた。

 島野がそれまでの半額以下への値下げ要求やリベートと同様に許せなかったのは、アップルがある「約束」を破ったことだった。

 両社は、島野の下請けにあたる2次サプライヤーとアップルが直接取引する場合には島野に知らせることで合意していたという。島野がピンをつくるために2次サプライヤーに伝えたノウハウを使われては、技術の独自性を維持できないからだ。この約束は、巨大企業と取引するにあたり、自社や取引先を守るための中小企業の知恵だった。

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