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【異能の人・みうらじゅんに聞く】「完全に自分をなくすと、すごく爽快」「ブームはいつも誤解から生まれる…」

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【異能の人・みうらじゅんに聞く】
「完全に自分をなくすと、すごく爽快」「ブームはいつも誤解から生まれる…」

事務所の秘書こと「絵梨花さん」(左)と、みうらじゅんさん 事務所の秘書こと「絵梨花さん」(左)と、みうらじゅんさん

 実は、大学時代に「サンリオ」と「シンコーミュージック」の2社だけ就職試験を受けた。サンリオの面接で「牛のキャラクター出したいんです」と言ったら、「自分で出されてはどうですか」って言われた。確かにそうだけど。でも後に、サンリオは牛のキャラクターを出したし、「ぐでたま」も、ゆるキャラブームがあったから出たんだと思うよ。俺、ぐでたま好きだもん。いま、ゆるキャラもメインキャラも同じところにいるんだよね。

 〈なかなか内定が出ず、追い詰められる学生も多い〉

 就職は「ある」と思うから怖い。「ない」と思えば楽なのにね。受けに行って僕は落とされたから「結局ないんじゃん!」って。というか、どうやら自分のやりたいことは、そこにはないんだとわかった。

 素晴らしい先人と同じことをやってもしようがないって、最初から気付いていた。他人があまり憧れない仕事を「すき間産業」と呼び、さも楽しそうにやるのはどうかな、と思ったんですよ。居酒屋チェーン的に「喜んで!」。雑誌の風俗ルポも、実は僕、風俗全然ダメだったんだけど、「喜んで行かせてもらってる」ことになってたから、エロのイメージになった。

 でも、好き嫌いをとりあえずやめたら、ずいぶん可能性が広がった。自分が好きになる過程を「マイブーム」として紹介するのが仕事。自分が実験台で、どれだけノイローゼになれるかが勝負なんだよね。

 〈今の若い世代にも、「先人が全部やってしまった」という先入観はある〉

 そうだね。でもあるんだよ。自分が気になってないことや、自分があまり好きじゃないことにあるんだよ。好きなことにはもうないよ、きっと。

 今ひとつ好きになれないと思うものは、誰でもそうだもん。でもそこは狙い目だよね。掘れば面白いものがあるよ。

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