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【衝撃事件の核心】北朝鮮が日本国内から韓国内の工作員を操っていた! 明かされた情報機関「225局」活動の一端とは

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【衝撃事件の核心】
北朝鮮が日本国内から韓国内の工作員を操っていた! 明かされた情報機関「225局」活動の一端とは

日本を拠点にした工作活動の構図 日本を拠点にした工作活動の構図

 朴容疑者は、この225局の指示のもと、韓国内で獲得した工作員や、中国にいる北朝鮮工作員に活動方針を伝える役割を担っていたとされる。

親北の韓国政党を支援、デモも煽動

 朴容疑者の主な狙いは、韓国内で親北勢力を拡大することにあったようだ。

 2007年の大統領選挙では選挙情勢を収集。08年の韓国総選挙では親北の「統合進歩党」(当時・民主労働党)を支援し、党の掌握を画策した。

 扇動に関わったとされる、米国産牛肉の輸入に反対する運動は、その後、李明博政権退陣を要求する大規模デモに発展した。

 公安関係者は「工作の最大目標は、北による南北統一を実現すること」と指摘しており、これらの工作で地下組織の結成や拡充に関与した可能性もあるという。地下組織は、平時は軍事情報などを集めているが、南北の武力衝突が起きれば、武装蜂起やデマで韓国内を攪乱(かくらん)する。

韓国当局の捜査で存在が明らかに

 次々と工作を仕掛けていた朴容疑者だが、韓国当局の捜査などから、その存在が露見することになる。

 2014年1月、韓国当局は、韓国の民族舞踊団体の代表を、北朝鮮工作員と接触したとして国家保安法違反罪で起訴。昨年、懲役5年などの実刑判決が確定した。

 代表は統合進歩党の中核党員でもあり、捜査や公判の過程で、朴容疑者が関与し、代表が工作員として利用されていたことが明らかにされた。代表は11年3月に、朴容疑者の紹介で中国・上海で225局の工作員2人と接触。13年にも東京都内で朴容疑者と接触して工作を話し合った。

 判決では、朝鮮総連と朴容疑者が副会長を務めた総連傘下の在日本朝鮮社会科学者協会(社協)を「反国家団体」と認定。朴容疑者はこの反国家団体の構成員で工作員と名指しされた。

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