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【防衛最前線(56)】空自・飛行教導群 迷彩F15を操る最強の「アグレッサー部隊」のおどろおどろしいトレードマークは…

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【防衛最前線(56)】
空自・飛行教導群 迷彩F15を操る最強の「アグレッサー部隊」のおどろおどろしいトレードマークは…

教導群のパイロットの技量は世界でも最高峰(航空自衛隊提供) 教導群のパイロットの技量は世界でも最高峰(航空自衛隊提供)

 教導群には現在、約10機のF15戦闘機が配備されている。グレーをベースとする通常のF15とは異なり、それぞれ迷彩や幾何学模様が施されている。カラーリングも青、緑、黒、茶など多彩だ。敵機役として識別しやすくするためだが、その操縦レベルの高さもあり、ミリタリーファンのなかでも高い人気をほこる。機体の模様や色は教導群が決め、塗装もみずから行っているという。

 教導群に所属する戦闘機乗りは約20人とされる。他の部隊に比べれば規模は小さく、少数精鋭を貫いている。技術と経験が確かなパイロットが配属されるが、挫折から始まるケースがほとんどだという。それまで所属していた部隊では1、2を争う腕前でも、教導群では通用しない。あまりの実力差に、高くなった鼻をへし折られるところからスタートするのだ。

 ただ、操縦技術がすべてではない。教導群のパイロットは、訓練で浮き彫りになった欠点や課題を相手に的確に指摘する役割もある。少しの腕の差であれば、指導者としての素養が優れているパイロットを入隊させ、徹底的に鍛えるという選択をすることもある。

 日本周辺空域での中国機やロシア機の特異な飛行は増すばかり。対応する空自戦闘機の技術や戦術の維持・向上は日本の安全保障に欠かせない。敵役を務める教導群の重要性は、さらに高まっていくことになりそうだ。

(政治部 石鍋圭)

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