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【ビジネス解読】日中の挟撃で韓国造船業界はもはや沈没寸前…技術力をおざなりにしたツケが回った…

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【ビジネス解読】
日中の挟撃で韓国造船業界はもはや沈没寸前…技術力をおざなりにしたツケが回った…

韓国の造船業界は技術の日本と安値の中国の挟撃を受けて苦しんでいる。写真は三菱重工業の長崎造船所 韓国の造船業界は技術の日本と安値の中国の挟撃を受けて苦しんでいる。写真は三菱重工業の長崎造船所

 加えて、韓国が原価割れの安値受注も辞さずにシェアを守ろうとしたことで損失が拡大。注力してきた海洋プラント(原油などの掘削・生産装置)でも技術不足で工期が遅れたり、原油安を背景に契約のキャンセルが相次いだりしたことも傷口を広げた。

 韓国内では造船業の不振の原因として「たい焼きでも作るように船を作り、いわゆる『カタログ営業』だけを続けてきたのだから技術力があるはずがない」(韓国経済新聞)、「勝利のためにはどんな変則的な方式も辞さないという後進的な競争文化が根底で作用している」(中央日報)といった“自虐的”な見方も出ている。

座礁の危機

 造船業で日本が40年以上守り続けた世界一の座を韓国が奪ったのは2000年だ。それ以降、造船業は韓国経済の自慢の種だったが、近年は中国に1位を譲り渡しただけでなく、日本にも追い上げられ、焦りの色を深めている。日本のシェアは13年が16.5%、14年が21.6%、15年が27.1%と拡大傾向にある。

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