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【ビジネス解読】日中の挟撃で韓国造船業界はもはや沈没寸前…技術力をおざなりにしたツケが回った…

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【ビジネス解読】
日中の挟撃で韓国造船業界はもはや沈没寸前…技術力をおざなりにしたツケが回った…

韓国の造船業界は技術の日本と安値の中国の挟撃を受けて苦しんでいる。写真は三菱重工業の長崎造船所 韓国の造船業界は技術の日本と安値の中国の挟撃を受けて苦しんでいる。写真は三菱重工業の長崎造船所

後進的な競争文化

 なぜ、これほどまでの苦戦を強いられるようになったのか。

 世界的な造船不況というだけでは説明しきれない。世界の造船市場は日本、中国、韓国が9割を占めるが、中でも韓国の受注の落ち込みが際立っているからだ。

 韓国経済新聞などによると、韓国の造船企業は昨年、1015万CGT(標準換算トン数・建造難易度などを考慮した船舶重量)を受注した。1位の中国より10万CGT少なかった。日本は914万CGTで、3位だった。市場シェアは中国が30.3%、韓国が30%、日本が27.1%となり、中国の受注量1位は2012年から4年連続という。

 問題は下期の受注動向だ。中国が692万CGTを受注したのに対し、韓国は342万CGTと中国の半分にもならなかった。日本(442万CGT)にも追い抜かれている。

 受注量の差は年末に近づくほど広がっており、11~12月は中国が韓国の8倍にも上った。12月の韓国の受注量は2009年9月以来の最低水準という。

 価格競争力のある中国が技術力もつけ、もともと技術力に優れる日本は円安で価格競争力を増しており、両国に韓国が挟撃される構図となっているようだ。

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