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【ビジネス解読】日中の挟撃で韓国造船業界はもはや沈没寸前…技術力をおざなりにしたツケが回った…

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【ビジネス解読】
日中の挟撃で韓国造船業界はもはや沈没寸前…技術力をおざなりにしたツケが回った…

韓国の造船業界は技術の日本と安値の中国の挟撃を受けて苦しんでいる。写真は三菱重工業の長崎造船所 韓国の造船業界は技術の日本と安値の中国の挟撃を受けて苦しんでいる。写真は三菱重工業の長崎造船所

 大宇造船海洋に対しては大株主で債権団の中心である政府系の韓国産業銀行が昨年10月に合計4兆2000億ウォンに上る支援策を発表した。資金の手当てがなければ、経営破綻が免れないところまで追い込まれている。

 大宇造船海洋は昨年8月以降、早期退職などで部長クラス以上の社員を1300人から1000人に減らし、本社役員も3割削減。不動産など一部資産も売却するなど厳しい再建計画を実施中という。リストラを余儀なくされているのは他のビッグ3も同じだ。

 「最近公開された映画『オデッセイ』の原作を読んだが、火星で孤立した主人公が地球に戻るという希望を失わず生存のために死闘した結果、無事に帰還するのを見て感銘を受けた」

 中央日報は同社の鄭聖立社長が再建の努力を「火星からの帰還」にたとえる悲壮な覚悟を報じている。

 造船不況は韓国の地域経済にも打撃を与えている。造船所が密集する巨済市では、市場・スーパーの売上高が1年間に20~25%減少するなど、景気の冷え込みが顕著だ。

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