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【けいざい独談】サラリーマンの副業・兼業を認めよ 人手不足解消の秘策 女性、高齢者、外国人に次ぐ第4の働き手に

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【けいざい独談】
サラリーマンの副業・兼業を認めよ 人手不足解消の秘策 女性、高齢者、外国人に次ぐ第4の働き手に

サラリーマンの副業・兼業が広まれば、人手不足問題の解消に一役買いそうだ。写真は東京駅前の通勤風景 サラリーマンの副業・兼業が広まれば、人手不足問題の解消に一役買いそうだ。写真は東京駅前の通勤風景

 この2つの理由から、週に数回2~3時間の副業をと考えるサラリーマンがいてもいいのだが、それを阻むのが、副業・兼業禁止規定だ。

 その上、マイナンバー制度では、会社に隠れて副業していると、会社にバレてしまうようになる。そうなると、副業しているサラリーマンが副業を辞めてしまうことになりそうだ。こうした動きが広がれば、人手不足に拍車をかけることだけは間違いない。

 東京都内の事務機器会社に勤務する40代の男性は、学生時代に体育会だった経験を生かし、夜8時から約3時間、テニススクールのコーチとして週に3日程度、副業をしている。1日6000~8000円程度の収入だが、趣味と実益が兼ね、本人は大変満足している。会社には当然内緒だが、遅刻や欠勤などの迷惑はかけていないし、ライバル会社というわけでもない。それでもマイナンバーの導入で、近くコーチを辞めるという。

 副業・兼業禁止は、合理的な理由がある場合は当然辞めなくてはならないが、このテニスコーチのように、会社に迷惑をかけていない例は多いはず。会社側も一律に禁止とするよりは、副業・兼業の中身を精査しての判断があってもいいはずだ。そうなれば、人手不足で悩む企業にとっても新たな人材発掘が可能になる面もありそうだ。

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