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【月刊正論】対談・阿比留瑠比×秦郁彦 「慰安婦」日韓合意の「最終的かつ不可逆的解決」の行方

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対談・阿比留瑠比×秦郁彦 「慰安婦」日韓合意の「最終的かつ不可逆的解決」の行方

慰安婦問題の日韓合意を受け、報道陣の質問に答える安倍晋三首相=28日午後、首相官邸(斎藤良雄撮影) 慰安婦問題の日韓合意を受け、報道陣の質問に答える安倍晋三首相=28日午後、首相官邸(斎藤良雄撮影)

 しかし、それが今回は抜けました。外相会談で慰安婦を性奴隷と呼ぶ呼び方が不適切であることも韓国側は了承したのです。これはやはり今までにないことだと思います。そういうプラスの部分もきちんと見てほしいと思います。

  右の人たちにあるもうひとつの不満は、日本も韓国も実はあまり気乗りしていないのにアメリカの圧力で手打ちさせられた。どの程度アメリカの圧力があったのかはわかりませんが、日本には「韓国に対してもうちょっと上手にあやせないのか」といった気分は以前から米国にはあった。

 ベビーイング(babying)という言葉がありますね。昔チャーチルがルーズベルトに使った表現で日本をもうしばらくあやしてくれと頼んだ故事です。

 阿比留 第2次安倍政権ができた3年前、まさしく秦先生がおっしゃったように日本の外交当局はアメリカ側から「日本の方がお兄ちゃんなのだから、もうちょっとうまくやれよ」と韓国への譲歩を迫られていました。

 ところがその後、韓国があまりにも歴史問題に固執する姿を見て、アメリカ側も辟易してきたわけです。昨年春ごろからは外交関係者の間で「韓国疲れ」(fatigue)という言葉が流布されました。そして安倍総理がいろんな意味で影響力、存在力を国際社会で増してきた。

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