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【原発最新事情】「日本は生まれ変わった」 IAEAが原子力規制委を絶賛、その評価は本当か?

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【原発最新事情】
「日本は生まれ変わった」 IAEAが原子力規制委を絶賛、その評価は本当か?

IAEAの専門家チームと話す原子力規制委員会の田中俊一委員長(右から2人目)=1月22日、東京・六本木 IAEAの専門家チームと話す原子力規制委員会の田中俊一委員長(右から2人目)=1月22日、東京・六本木

 国際原子力機関(IAEA)の専門家チームが1月11日から22日までの12日間、日本を訪れ、原子力の安全や規制についてチェックした。東京電力福島第1原発事故後では初めて。最終日には「原子力規制委員会は迅速に成果を出している」と強調し、IAEAの幹部は「よい方向に生まれ変わっていると確信している」とまで礼賛した。果たして本当にそうだろうか。IAEAの暫定評価をもとに、原子力規制のあるべき姿について考察してみた。(原子力取材班)

規制委は孤立に陥っているのでは?

 取材班は、IAEA専門家チームのリーダーを務めた仏原子力安全局のフィリップ・ジャメ委員に対し、「規制委は地元住民や電力事業者とコミュニケーション不足で、独立ではなく孤立に陥っているのではないか」と直接聞いてみた。

 「とても興味深い質問だ。原発事故後、規制機関の独立性や透明性が非常に重要な意味を持っている。住民が何が起こっているかを確認することもできる」。ジャメ氏はこう述べた。

 さらに、規制委による原発の再稼働に向けた審査が大変遅れていることについて聞いてみると、ジャメ氏は「時間がかかることは理解しているが、急いでリスクを取ることもない」と規制委に理解を示した。

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